【ジメジメ対策!】カビを発生させない小技集

 とうとう関東も梅雨入りしましたね。梅雨にちなんで今回もジメジメ対策をお伝えします。食品の次は日常生活の中で、いや~な湿気に出くわした時の対処法をご紹介します!

湿気が潜むのはお家のどんなところ?

 梅雨から夏にかけては、帰宅したときのムワッとするあの感じ、とっても不愉快ですよね。それは、1日中密閉されたお家の中で空気が循環せず、外の熱でどんどん蒸し暑くなっているから。特に最近の住宅は気密性が高く、湿気がたまりやすい環境と言われます。マンションやアパートでは窓を設置できる箇所が限られていることも多く、さらに窓がない部屋があったり、十分な換気ができない部屋があったりもします。そんなお家事情の中、どんな場所にたまりやすいのでしょうか?

湿気が生まれる原因は?

 そもそも日本は湿気大国。本来、日本は西から東へ吹く偏西風のエリアで、偏西風が山脈にぶつかり雨を降らし、山を越えた風は水分が減ってカラっとした風を吹かします。これが冬、関東地方の湿気が低くなる理由で、このままであれば夏もカラッとしているはずなのですが、夏は広大な太平洋の上空に出来る時計回りの風を持った太平洋高気圧の勢力が強くなり、偏西風はブロックされて、北へ向きを変えてしまうので、カラっとした風が来なくなってしまう。そのため、湿気が上がるという事のようです。
 日本にいる限り、湿気との関係は切っても切れないということですね。害がなければいいのですが、湿気は気分を害するだけでなく、人体にも被害を加えてしまう原因にもなるので、しっかりと発生源と対策をしていきましょう。

水回りは特に注意

 蒸しかえっている家の中で、湿気の追い打ちをかけるのは水回りです。
・浴室⇒排水口、壁や床の溝など
・洗面所⇒排水口、壁や溝
・トイレ⇒中、トイレの設置床面
・洗濯機⇒洗濯層、ごみ受け
・キッチン⇒排水口、壁や床の溝、シンク下
水を必ず使用するこの場所は湿気の温存場所です。頻繁に水気をふき取ったり、換気や乾燥をさせたりする必要があります。排水口は特に、気が付くとすぐにカビが発生してしまいます。 

靴や身に付けた衣類

 履いた靴や身に付けた衣類にも湿気はこもっています。それらを収納する靴箱やクローゼットにも湿気がたまりやすいです。また、寝ている間にかいた汗を吸収した布団をしまう押し入れも同様です。

洗い終わりの食器類

 皆さんは洗い終わった食器をどこにおいていますか?きっと食器かごの方は多いと思われます。冬なら乾燥が進んでいるので湿気がたまることは少ないのですが、この時期は食器の水切れも悪く、そのために食器かごの底はカビが発生していることが多いです。また、十分に水気が切れていないうちに食器棚にしまってしまうのも、そのなかで湿気がこもり、食器事自体にカビがついてしまったり、棚の中も危険になります。

結露のできる場所

 こちらは逆に冬に発生する場所になりますね。冷えてる面、温かい面で温度差が生じることにより起こる現象です。これは洗濯機やクローゼット、押し入れの中での発生も要注意です。結露を放置してしまうと、窓まわりが腐食したり、カーテンにまでカビが生えてしまうことも。

湿気によるカビが発生してしまったら?

発生してからの対処法としては
・ハイター原液を塗り込む(換気と、使ぬりこみにはゴム手袋を付けるなどして十分注意する)
・重曹と少し温めたお酢を使用して除去する(換気は十分に)
・場所による専用洗剤を使って掃除をこまめにする
などがありますが、頑固なカビは生えてしまってからの除去ではなかなか根気のいる作業です。

カビを防ぐ小技集

 そこで、発生するまえに予防する!続けることは大変かもしれませんが、キレイな状態を保つことで嫌な思いをすることが減りますし、何より発生してからのお手入れより簡単にできちゃいますよ!
〇アルミホイルの活用
 アルミホイルをボール状に丸めて、排水口のごみ受けに入れておくだけでカビができにくい抗菌作用をもたらしてくれます。アルミホイルなどの金属は水をつけると金属イオンを放出します。この金属イオンは雑菌に対して殺菌作用の効果があるのです。アルミホイル以外にも10円玉などの硬化でも可能。
 そしてこの作用を利用して更に効果をだすのはアルミホイルのブラシを使用して排水口の汚れを落としてみましょう。作り方は簡単。割りばしにアルミホイルを巻き付けるだけ。ブラシ代わりに汚れに向けてこすることによって汚れを除去することができ、同時に抗菌することができます。この汚れの落とし方を実行することにより、カビの生える要素となる栄養源を少しでも減らす事でカビを防ぐことが出来ます。
〇ハイターのつけおき
 3日に一度、ハイターにつけおきする。できてしまったカビにハイターを塗り込んで除去には力が要りますが、3日に一度のペースでつけおきをすると生えることを防ぐので常に清潔を保てます。方法は、夜に水をためたバケツにキッチンハイターを少し多めに入れ、排水口のごみ受けなどのパーツを入れる。翌日になって取り出して洗うことにより生えてしまったカビも汚れもキレイに落ちています。
〇収納スペースに通気性を確保する
 クローゼットや押し入れの中に物を詰め込んでませんか?ぎゅうぎゅうにしてしまうと通気性が悪くなり、湿気がたまりやすくなります。ゆとりを持たせた収納を心がけましょう。また、布団の下にはスノコを敷いておくと、空気の流れができ有効です。
〇除湿剤を置く
 湿気がたまりやすい収納スペースには除湿剤を置きましょう。ただし、取り換えはこまめに。湿気を吸収して水になった除湿剤を放置しておくのは逆効果だからです。湿気は下にたまる性質があるため、除湿剤は下の方に置くとより効果的です。自作してみるのも◎。重曹を瓶などに入れ、薄い布や紙をかぶせて輪ゴムなどで縛って置いておくのも有効です。湿気吸収した重曹は固まるので、そのタイミングで取り換えましょう。
〇新聞紙を敷く
 新聞紙は湿気を吸収してくれます。靴箱、靴の中、クローゼット、押し入れ、そして室内干ししている洗濯物の下など、湿気が気になる収納スペースに敷いておくと予防策になります。
〇半永久的に使える竹炭の活用
 竹炭は、細孔という小さな穴から湿気を吸収、空気中の水分量が少なくなった場合には水分を放出する水分の調整効果を持っています。そして脱臭機能にも優れているので、玄関、靴箱の中、トイレ、流しの下などに置くと効果大。更に、人口的な除湿剤と違い、天日干しをするとまた使える竹炭。コストパフォーマンスの良さと、環境的にもエコなのでおすすめなんです。
 

その他の対策

あとは普段気を付けて行っていることを継続するのみです。
〇換気をする
 良く晴れた日に窓を開けて空気を入れ替えましょう。窓が一つしかない場合は、扇風機やサーキュレーターを活用して空気の流れを作ります。部屋だけでなく、クローゼットや押し入れの扉も開けて換気ましょう。また、湿度が高くなりがちな浴室の換気扇は、できる限りつけたままにしておくことをお勧めします。
〇身に付けた衣類は乾燥させる
 一度身に付けた衣類や履いた靴には湿気がこもっています。そのままクローゼットや靴箱にしまうのではなく、しっかりと乾燥させてから収納しましょう。これは先述した食器に関しても同じですね。
〇布団も乾燥させる
 寝汗を吸収した布団には湿気がこもっています。更にダニやノミも集まりやすく、不衛生になりがちです。布団乾燥機を使用したり、晴れた日には布団を干したりして湿気を取り除きましょう。布団の下に敷く除湿シートを使うのもおすすめ。
〇家電製品をつかう
 またも登場ですが、サーキュレーターやエアコンの除湿機能などをダブル遣いで取り入れると、特に洗濯物は乾きが早くなり、菌の繁殖を防ぎます。布団乾燥機も、この時期なかなか外に干せなくなるので大活躍。使用後は、ダニやノミの死骸があるので、掃除機で吸い取りましょう。

いかがでしたか?

 湿気によるカビやダニは見た目が不快なだけでなく、アレルギーや肺炎などの健康被害をもたらすこともあり体に悪影響を与えます。そのためには予め湿気をためないことを心がけ、湿気により害が発生してしまった場合には根こそぎ断つようにしましょう。この時期だからこそ快適な生活を送りたいですね!


■おわりに
これからも生活の知恵や工夫、お役に立つ内容をご紹介していきます。
更に契約ガス会社の見直し、プロパンガスについて疑問などございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
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