【お肌の天敵!】紫外線から逃れる為の予防策!

 今年の梅雨は長く続き、すっきりしない気分ですね。
 そんな中、久しぶりに雨が降っていない時は外出しやすい!と張り切りたくなる気持ちですが、ちょっと待って。雨の時より厄介な、紫外線対策はバッチリでしょうか?太陽が出ていない曇りの日でも、日傘は持ち歩いていますか?実は、曇り空でも紫外線はガンガン放出されています。
 紫外線はシミの原因にもなり、お肌に大ダメージを与えます。今回はそんな紫外線についてのお話し。過去にも何度かご紹介してますが、今回はより詳細にまとめてみました!
 曇りだからといって気を抜かず、しっかりを対策をして、お肌のダメージを極力減らしましょう。

紫外線とは?

 そもそも紫外線のことを私たちはどれだけ知っているでしょう?化粧品や日焼け止め、ビタミン剤CMのイメージのみで、「とにかく防がないといけないんだな!」という意識は浸透しているかもしれませんが、どういう影響を及ぼすのかまでは、深く知らない人が多いと思います。
 悪いイメージといえば、皮ふがんになる、老化を促進させる、美容の大敵などをよく耳にしますね。しかし、適度に浴びると身体に良いという研究も少なくないのです。紫外線と正しく付き合えるよう、性質をおさらいしましょう。
 

紫外線の種類

 太陽から地球に届く光は赤外線、紫外線、可視光線(身に見える光)に分けられます。
 可視光線には波長の短い順に紫、藍、青、緑、黄、橙、赤とありますが、紫よりも波長が短い紫外線は目に見えません。その紫外線(UV)は波長の長さによって3種類に分類され、波長の短い順に「UV-C」「UV-B]「UV-A」と呼ばれています。種類によって性質が違うので、それぞれがもたらすダメージを知ることで、日焼け止め選びの参考になります。

◆UV-C
大気圏(オゾン層)などに全て吸収され、地表には届きません。
◆UV-A
ほとんどは大気圏で吸収されますが一部は地表に到達し、人体に悪影響を及ぼします。皮膚細胞のDNAを傷つけるなそ、主に皮膚や目の表面に作用し、炎症・シミの原因となります。また、皮膚がんも「UV-B」との関連が指摘されています。日焼け止めの効果はSPF(Sun Protection Factor)で表示されます。
◆UV-A
波長が長いため皮膚の奥深くまで到達し、真皮にあるコラーゲンなどを破壊することで、しわ・たるみなど原因となります。また、一部は目の奥にある水晶体や網膜まで到達するので、白内障の原因と考えられています。日焼け止めの効果はPA(Protection grade of UV-A)で表示されます。

健康に不可欠な紫外線

 悪影響ばかり注目されがちな紫外線ですが、実はビタミンDを生成する効果もあります。皮膚に「UV-B」が照射されるとビタミンDが皮下でつくられるのです。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の形成や筋力を高める効果が広く知られていますが、そのほかにもガンや感染症、糖尿病などの予防にも働いているといわれています。なので反対にいうと、日光不足になるということは、ビタミンDの生成量が減るということです。ビタミンDが不足するとカルシウムが十分に吸収されず骨が弱くなり、ビタミンDによって防げる上記のようなさまざまな病気のリスクが高まることになります。
 ビタミンDは食事から摂取できますが、食事だけから必要量を摂るのは容易ではありません。そのため、多くの人は1日に必要ビタミンD(1日400~1000単位、10~25㎎)の半分以上を紫外線でつくられるビタミンDに依存しているのが現状です。
 このようにビタミンDをつくるために紫外線は必要ですが、一方で人体への悪影響もあるというジレンマが紫外線には付きまといます。

日光浴の必要時間は?

 では、1日分のビタミンDをつくるためには、どのくらいの時間の日光浴が必要なのでしょうか?地域や時刻、天候、皮膚の色(スキンタイプ)、食事内容などで違う為、あくまで目安として参考にしてください。

◆紫外線環境保健マニュアルより
標準的な日本人の場合
・東京都心の8月1日昼頃⇒皮膚の25%(概ね、両腕と顔に相当する)を日焼け止めをせずに露出して、雲が少しある晴れた日に外出するとすると3分間
・同様に1月1日の昼頃⇒皮膚の12%(顔と手程度に相当)を露出して外出すると約50分
などと計算されるようです。

紫外線対策

 それでは、その時間以外はできれば紫外線を予防できたらいいですよね。ここからは皆さんもご存じかもしれませんが、紫外線予防の例をいくつかピックアップしておきます。

紫外線の強い時間帯は外出を避ける

 もうこれは極論ですが、浴びない為には外出をしないこと、です。紫外線量を時刻別に見てみると、太陽が最も高くなる正午前後にピークを迎えます。屋外に出る用事があるときは、できるだけピークの時間帯を避けるようにしましょう。

日焼け止めを毎日塗る

 顔など皮膚を覆いづらいところには日焼け止めを使うのが効果的です。先述したように、どのタイプの紫外線を防ぎたいかで日焼け止めの種類も変わります。肌質や使用するシチュエーションに合わせて選びましょう。

日陰を利用する

 外出時に日陰を選んで歩くのも有効な対策。でも、紫外線は太陽から直接降りかかるものだけでなく、空気中で散乱していたり、地表や建物から反射していることもあります。直射日光に当たっていなくても紫外線を浴びていることをいつも意識しておきましょう。

日傘をさす、帽子をかぶる

 外出には日傘や帽子も効果的。日傘なら紫外線防御率の高いものを。帽子ならつばの広いものを選ぶのがおすすめ。しかし、日傘や帽子だけでは、散乱光や反射光は防げないのが残念な点です。

衣服やストールなどで覆う

 長袖シャツなどの肌を覆う部分が多い衣服は紫外線から体を守ってくれます。また、ストールなどで首元を巻くのも良いでしょう。最近は水を含んで首に巻く、熱中症対策のタオルも販売されているので、それも使えます。
 また、皮膚に到達する紫外線量を減らすためにはUVカット生地の衣服なども増えてきました。織目・網目のしっかり詰まった生地で、濃い色調のものが理想とされています。襟付きであれば首元までカバーできてより安心です。夏場には通気性も考慮して心地よく過ごせるものを選びましょう。

サングラスをかける

 紫外線は目からも吸収されますので、サングラスも準備しておきましょう。選ぶときに注意したいのが、レンズの大きさやフィット感。レンズが小さかったり、顔の骨格に合っていなかったりすると、正面以外の角度からの紫外線の侵入を防ぐことができません。

屋内でもカーテンをする

 一日中家にいる時でも要注意。普通の窓ガラスは紫外線を70%程通してしまうので、UVカットのカーテンをかける、屋内でも日焼け止めを塗るなどの対策をしましょう。特に、洗濯物を外に干すだけのちょっとした時間でも、紫外線は大いに浴びてしまうので、忘れずに塗りましょう。

いかがでしたか?

 メリットとデメリットのある紫外線。お肌に悪いだけではないので、その性質を十分理解しながら、後悔しない夏を過ごしたいですね。


■おわりに
これからも生活の知恵や工夫、お役に立つ内容をご紹介していきます。
更に契約ガス会社の見直し、プロパンガスについて疑問などございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
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