手荒れ対策と入浴中におすすめのハンドケア

 日々、新型コロナウイルスの感染が拡大し、みなさんも手洗いやアルコールによる消毒をぬかりなく毎回行っていることでしょう。おかげで昨年は例年よりインフルエンザウイルスの流行が抑えられており、その予防効果を実感したことと思います。そんな中気になるお悩みなのが手荒れ。実はアルコールで消毒していると油分が一緒に蒸発しまうなどがあり、手荒れを引き起こしてしまうのです。そこで今回は手荒れの原因や保護方法をご紹介していきます。
また、この夏の期間というのは日差しが強く、日焼け止めや普段の水仕事など、様々な刺激で手指も疲れています。秋の初めに夏の疲れが手指に出て気になっている方にお風呂で出来るお勧めのハンドケア法もご紹介します。

手荒れの原因

 なぜ、手洗いやアルコール消毒を行うと、手荒れがおこってしまうのでしょうか?
それは手洗いやアルコール消毒を繰り返すことで皮膚の乾燥が進むからです。
 皮膚の表面には角質層(角層)があり、角質層は皮脂や汗でできた皮脂膜に覆われています。 皮脂膜は外界からの刺激物の侵入を防ぎ、水分を保つ「皮膚のバリア機能」を担っていますが、手洗いやウイルスの「膜」を壊して無毒化するアルコール消毒(濃度70%以上95%以下のエタノールを推奨)により菌と一緒に洗い流されてしまうことで、手荒れを招いてしまいます。
この皮脂膜はしばらくすると回復しますが、行く先々で手洗いやアルコール消毒を重ねるいまの状況下では、十分に皮脂膜を回復することができず、角質層のなかの水分が蒸発し、皮膚の乾燥が進んでしまいます。
健康な皮膚は、角質層が角質細胞と細胞間脂質で満たされているため水分や脂質を保つことができますが、乾燥した皮膚は角質層の構造が乱れ、保たれていた水分や脂質が蒸発してしまいます。そうしてすきまができた角質層は、病原体が入り込みやすくなるだけでなく、ひび割れがおこり、乾燥が慢性化して治りにくくなることも。
また、乾燥してひび割れた手指に「しみるから」といって手洗いやアルコール消毒が不十分になると、ウイルスが残りやすくなり、感染リスクの増大にもつながります。手洗いやアルコール消毒による殺菌消毒効果を最大限発揮するためにも、日頃からしっかりと手荒れ対策を行うことが大切です。

手荒れの種類

 手荒れと言っても症状はさまざま。一般的に、初期はかさつき・かゆみから始まり、乾燥が進むとひびやあかぎれ、手しっしんをおこすこともあります。
ひび:肌が乾燥して、表面に割れ目が入った状態
あかぎれ:ひびが進行した状態。腫れや出血、痛みをともなうこともある
手しっしん:かゆみをともなう炎症で、水ぶくれができることもある
かゆみや炎症が強い、手荒れがひどい、なかなか治らないといった場合は、薬局・薬店の薬剤師、または登録販売者に相談してみるのも良いでしょう。症状によっては、ステロイド外用剤(塗り薬)が有効な場合もあります。

手洗いとアルコール消毒を同時に行う必要はない

 手や指についたウイルスは洗い流すことが重要です。手や指についたウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけでも100分の1に、石鹸で10秒もみ洗いをしてから流水で15秒すすぐと1万分の1に減らすことができます。
新型コロナウイルス感染症への対策として、厚生労働省は「手洗いの後、さらに消毒液を使用する必要はない」と報告しているため、石鹸の成分で手が荒れてしまったり、アルコール過敏症の方は、どちらかの方法で対策を行うようにしましょう。

手荒れの対策のためのハンドケア

手洗い・アルコール消毒後にはクリームなどで保湿をする

 手洗いやアルコール消毒後には、肌を刺激する成分を極力含んでいない(低刺激、敏感肌用など)、保湿作用のあるハンドクリームや薬用ハンドジェルを使って保湿をし、肌にうるおいを与えましょう。
【正しいクリーム・ジェルの塗り方】
クリーム・ジェルを適量とり、手のひらで温めます。
クリーム・ジェルを手の甲全体になじませます。
指の付け根かららせんを描きながら、指先へマッサージするように伸ばしていきます。特に爪の周りは乾燥しやすいので念入りに。
指と指の間の付け根をつまむように塗り込みます。
指が交互になるように両手をギュッとにぎりしめ、血行を促進させます。

手洗いは水、もしくはぬるめのお湯でする

 温水は皮脂まで洗い流してしまうため、できるだけ水で洗うように心がけましょう。お湯を使う場合は、高い温度は避けてぬるめにするとよいでしょう。
石鹸をよく泡立てて洗い、泡が残らないように洗い流す。
石鹸を使う際に泡をたてないで洗うと、汚れが落ちにくくなるだけでなく、肌にも負担がかかります。よく泡立てて洗うか、泡で出てくるタイプのハンドソープを使うようにしましょう。泡の洗い流しが不十分だと手荒れの原因になるため、しっかりと洗い流すことも大切です。

手洗い後の拭きとりは優しく、丁寧に

 手洗い後はすぐに水分を拭きとります。その際、ペーパータオル等で強くこすると刺激になるので、タオルなどをそっと肌にあて、水分を吸収させるようなイメージで優しく拭きとるようにしましょう。濡れた皮膚は刺激に弱いため、拭き残しがないように。特に指の間などは水分が残りやすいので注意してください。

お風呂でできるハンドケア

 さて続いては、お風呂に入っている時のひと手間、バスタブに入り体もあたたまっている間にのんびりとハンドケアをしてみましょう。雑誌MAQUAの過去記事より抜粋しております。全てやるのではなく、手指の肌状態を見て選びます。ただし、手荒れしている時はスクラブやパックはおすすめいたしません。

【おすすめ1】
スキンフード ブラックシュガーマスク ウオッシュオフ

塗ってから10分~15分後にぬるま湯で洗い流します。お砂糖のスクラブで粒子が粗めですので体温で溶かしながら撫でる感じがお勧めです。

【おすすめ2】
モルトンブラウンにはハンド専用スクラブがあります。
アルバ ホワイトトリュフ ハンドエクスフォリエイタースクラブ粒子はとっても繊細。粒子の繊細さでは今回のご紹介アイテムではナンバーワン。

保湿されながらスクラブしている感触。手の平をこすり合わせていると体温であたたまってバターのようにさらによく伸びてハンドケアしながらスクラブをしているなと感じられます。香りも楽しめるアイテム。

【おすすめ3】
パンピューリ フットマスク

フット用クレイパックをハンドケアにも使う裏技。洗い流しがとても楽で流した後の肌色が明るくトーンアップします。

【おすすめ4】
ハリウッド化粧品 酵素パック

顔用の製品。これはたった一回でも顔色がパーンとトーンアップする優れたパックです。3〜15分の放置でぬるま湯で洗い流します。ブランドを代表するロングセラー商品で女優さんにも愛用者がいるそうですよ
目尻や口元のシワを気にするように、指のシワの間のケアもお忘れなく。
丸みを持った物を持つときのように指を軽く丸めてシワの間にもスクラブ、パック。そして化粧水やクリームを塗るときにも指のシワに入れるように指を半折りにしてなじませます。

【おすすめ5】
お風呂から上がったら手指にも顔と同じように化粧水を。
100均の容器でも何でもスプレー式の容器がお勧め。
季節の変わり目で化粧水を変える時など残った化粧水を入れてもいいですし、お気に入りの香りの化粧水を入れてもいいですよね。
この化粧水+ハンドクリームのケアで、ハンドクリームだけのケアよりもノリがよくなり、仕上りは格段に手指の肌がトーンアップ、美しくなります。
ひと手間加えるだけで変わってきます!

いかがでしたか?

 アルコール消毒による手荒れを防ぐ方法に加え、5つのハンドケアをご紹介しました。顔は鏡でないと見えないけれど、手指は一日中自分の視界に入りますので、いつも美しく健康でありたいもの。普段の生活で手荒れをしない美しい手指の為には、手を洗った後はしっかり水分を拭き取る習慣もお忘れなく。ぜひ入浴中にゆっくりケアしてみてください。


■おわりに
これからも生活の知恵や工夫、お役に立つ内容をご紹介していきます。
更に契約ガス会社の見直し、プロパンガスについて疑問などございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
<神奈川県のプロパンガスについてはこちらまで>
有限会社熊沢商店
住所→神奈川県平塚市東中原1-2-23
電話番号→0120-77-9038
メールアドレス→info@gas-kumazawa.jp




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