皆さん、病院ってどういったときに足を運びますか?体に不安な症状が出た時でしょうか?
しかしその時点ではもう遅いことって、ありますよね。定期健診があるように、なにも症状がなくても検査をすることは大事なことです。その結果、重大な病気を発見することだってあるからです。
お口の中も同じ。歯は一生もの。毎日磨くもの。その磨き方で問題ないのか?しかもそのお口のケアって、年齢ごとに変わっていくことを知っていましたか?わからないからこそ、定期的に歯医者さんに行くことをお勧めしますが、ご自身でも気を付けられることはあります。
今回は、そんな成長につれて変化していく正しい口腔ケアの方法について2回に渡りご紹介。いつまでも健康的でいられるように、今一度、見直していきましょう。
8020運動をご存じですか?
まず世の中でも、お口の中の健康を維持する為の運動が広がっていることを知りましょう。
人生80年、もしくは100年と言われる時代。生涯を健康で、はつらつと過ごすためには、自分のはでなんでもよく噛み、美味しく食べて、食生活を楽しみたいものです。
そのためには、歯、口の健康づくりこそ基盤となるもの。
8020運動とは、80歳になっても自分の歯を20本以上保持するという目標で取り組む歯・口の健康づくりの実践行動のこと。そのスタートは永久歯の生え始める5~7歳から始まっています。
ライフステージごとのお口のケア
乳幼児期
まさに歯が生える初期段階。口が小さい赤ちゃんのお口ケアは大変ですが、ここで手を抜くと後々に影響が出かねません。しっかりケアしてあげましょう。
➀乳幼児期の特徴
・離乳食が始まると、舌や歯茎を使って食べ物を潰します。舌や歯茎、唇などを傷つけてないか注意しましょう。
・生後6ヵ月から8ヵ月頃に乳歯が生え始めます。赤ちゃんは、あちこちに触れた手をお口に入れてしまうかもしれません。赤ちゃんの周りの衛星環境にも気を付けましょう。
・2歳半から3歳頃になると、上下に10本ずつ乳歯が生えそろいます。そして5,6歳の頃に永久歯へと生え変わっていきます。
・歯が生える時期や順序は個人差があります。
・生え始めの歯はエナメル質が未成熟で歯が弱いです。
・乳歯は抜けるので、虫歯になっても大丈夫というのは間違いです。乳歯の虫歯が永久歯に影響を与える事があります。
➁よく噛むこと
・よく噛んで食べることを意識し、習慣づけましょう。
・よく噛むことは、強い歯やあごを育て、脳の発達にも重要です。
➂間食
・おやつは「砂糖」ではなく、「キシリトール」などで甘味をつけたものにするなど、糖分をコントロールすることも大事です。
・おやつは欲しがる時間に与えるのではなく、時間(1日1~2回程度)と量を決めて与え、だらだら食べないようにしましょう。
⓸フッ素化物
・幼児期から継続的にフッ素化物配合の歯磨き粉を使うことをおすすめします。
・フッ素化物は、歯のエナメル質を強くし、酸に溶けにくい性質にするので、虫歯予防に効果的です。
➄仕上げ磨き方法
・歯磨きを自分で行う習慣を身に付けるとともに、磨き残しがないよう保護者が仕上げ磨きをしましょう。
・歯磨きを覚え始めの段階で、子どもがいやがらないように痛みなどを感じさせず磨くことが大切です。
・前歯を磨く時は、指を上唇にあてて歯ぐきなどをカバーしてやさしく磨きます。
・奥歯をみがく時は、指でやさしくほっぺたを横に広げて歯ブラシの先端でやさしく磨きます。
学齢期(6~17歳)
小学生になればそろそろ一人磨きもお手の物。しかし、まだまだ保護者の仕上げ磨きは必要な時期です。時間をかけてケアしてあげましょう。
➀学齢期の特徴
・小学生の時期は乳歯から永久歯への生え変わりの時期です。
・乳歯と永久歯が混在する時期は、一時的に歯並びが悪くなり、清掃が難しくなります。
・14歳ごろまでには、親知らず以外の永久歯が生えそろいます。(親知らず以外で28本)
・歯肉に炎症所見のある人はこの時期から徐々に増えていくので注意が必要です。
・スポーツドリンクなどには糖分が多く入っており、虫歯の原因となります。飲みすぎに注意しましょう。
・生活習慣を身に付けていく時期であり、歯やお口の機能や役割について自ら学ぶことが必要です。
➁デンタルフロス
・フッ素化物配合の歯磨き粉の使用だけでなく、デンタルフロスを使うことが、虫歯予防に有効です。
・週1回以上デンタルフロスなどを使用している12歳児の割合は35%程度に留まっています。
デンタルフロスには種類があるので、部分により汚れが落ち使いやすいものを選らびましょう。
参考の使用方法を確認してみましょう。
高学年になってからはいよいよ歯磨きの独り立ちです。小さい頃からやってきたことをお子さんにも伝授し、お子さん1人でもここまで立派に磨けるようになってくれると、とても頼もしいですね。
いかがでしたか?
余談ですが、筆者の周りでは不思議な事に、出産を終えたママ友さんたちが次から次へと歯の矯正をはじめてました。妊娠中はいろいろ制限もあったのので矯正は産んでからとずっと我慢していたとか。他にも虫歯治療を再開したりと、気が付くと皆さん歯への意識高い系が集まってました。
やっぱり、いつまでも笑顔がキレイで、美味しいものが食べられる健康的な歯でいたいものですよね。
さて次回は成人期から高齢期にかけて、お口ケアをご紹介!ぜひご自身の年齢に当てはまる部分を実践してみましょう!
■おわりに
これからも生活の知恵や工夫、お役に立つ内容をご紹介していきます。
更に契約ガス会社の見直し、プロパンガスについて疑問などございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
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