残暑もすっかり遠のき、一気に過ごしやすい秋らしい季節がやってきましたね。秋から冬にかけては通年だとイベントごとも増える時期。今年はあまり外出もできないので、そんなイベント事もお家で過ごす方も多いのでは。
お家時間を充実させるためにも、ネットは大事なツール。お買い物をしたり、映画を観たり音楽を聴いたり、食事を頼んだり。そんなとき活躍するのがキャッシュレス決済。前回はいろいろな決済方法についてお伝えしましたが、今回はそのキャッシュレス決済を更に充実したものにするための、家計簿アプリをご紹介します！
どんな家計簿アプリなの？
実は、キャッシュレス決済の普及で家計の管理の方法が変わってきているのです。金融アプリを使い複数人で支出の情報を共有したり、プリペイドカードを通じて子どもにお小遣いを渡したりできるようになりました。金融アプリは買い物の情報をすぐに家庭内で共有できるなど、利便性の高さから利用が広がっています。
OsidOriアプリ
まずお進めしたいアプリは「OsidOri（オシドリ）」。
すでに利用している人の声がありました。お互いの支出のほとんどをスマートフォン上で把握しているご夫婦です。生活費や食費など二人で使う金額は毎月10万～20万円。生活費などをどちらが多く払っているかも一目で分かるといいます。
個人と家族用の家計簿が作れるため、支出入をすべて共有する必要はありません。登録したクレジットカードを使うと支出が「食費」「交通費」などに分類され、まずは個人の家計簿に自動で取り込まれます。その中から家族間で共有する項目を選ぶと、それぞれの支出が家族用として反映される。手軽に分類できるので隙間時間に手間なく管理出来て便利と評判です。
以前までは家族共用の財布に現金を入れ、たまった紙のレシートをもとに毎月計算していたようです。この作業がなんとも面倒なんですよね。しかしこのアプリを使用すれば、二人でいくら使ったかしっかり把握できるようになり、節約にもつながります。趣味や好きな物に使うお金はそれぞれ確認しつつ、家族の出費はきちんと管理できるのが利点ですね。
複数人でもお金を細かく管理できるようになったのは、キャッシュレス決済の広がりで買い物の履歴を確認しやすくなったためといえます。
かぞくのおさいふアプリ
子ども向けのお小遣いの管理にも有効です。若年層にもキャッシュレス決済が広がり、クレジットカードや電子マネーを使う事が増えてるからです。お小遣い＝現金という状況は変わり始めているんですね。ただ、キャッシュレス決済は手軽な反面、使いすぎたり利用金額を忘れたりしがちです。しかしそれも解決済みで、どこでいくら何に使ったか通知されるため、安心してお金を渡せます。例えば三井住友カードのプリペイドカード「かぞくのおさいふ」。
親が専用アプリなどを通じて入金すると、子ども用のカードにお小遣いを送金できる。子ども用のカードは事前に入金した分だけ使うプリペイド式のため、6歳以上の小学生から加入できます。親はカードと連携するアプリ上でお小遣いの残高や利用明細を確認できるほか、子どもがカードを紛失してもすぐに利用を止められるとのこと。それに、お小遣いを計画的に使えているか親子で話す機会も増え、将来性を考える良い勉強になりますね。
LINE家計簿アプリ
こちらはご存じの方も多いトークツールのLINE。このLINEアプリの「ウォレット」タブから利用でき、収支の記入・管理ができます。また、LINEアカウントと友だちになれば、トーク画面から日々の買い物などの入力も可能です。普段LINEを使っている感覚で毎日の支出入力ができ
、入力結果は返答メッセージで確認できるほか、AIが自動で食費や日用品といったカテゴリー分類をしてくれる。
ただしこの状他の機能では制限があり、すべての機能を使うには専用の「LINE家計簿アプリ」をインストールしましょう。ここではレシートの読み取り機能が搭載され、トーク入力によって入力した内容がわかりやすくグラフ化されるなど支出状況をスムーズに把握できます。
もちろん、銀行口座やクレジットカード登録もできるので、キャッシュレスにも対応しています。キャッシュレス決済はそのまま反映、現金支払いにはレシート撮影で支出を管理。この両方ができるのは、すべてキャッシュレスになりきれない筆者のようなタイプにはとてもありがたいアプリです。
レシート撮影で家計簿を管理するアプリは他にもいろいろありますが、キャッシュレス対応は課金が必要だったりまします。自分の使用したい内容がすべて入っているか確認してからインストールしてみてください。
不正利用にご注意
しかし近年、キャッシュレス決済の拡大で2020年のクレジットカードの不正利用による被害額は253億円と5年で約2倍に増えています。(日本クレジット協会調べ)
ネット通販などの偽サイトに誘導し、個人情報を盗む悪質なフィッシング詐欺も急増しています。フィッシング詐欺の報告件数は約22万件。これは前年の4倍ともいわれます。本人の知らぬ間にクレジットカード情報など個人情報を盗まれるリスクは年々高まっているのです。
家計簿アプリなどを使えば自分だけでなく家族内のクレジットカードの利用や口座の入出金を素早く細かく確認できます。不正利用に伴う被害そのものを防ぐことは難しいですが、身に覚えのない利用があればすぐに把握でき、阻止することも可能です。
もちろんパスワードなどが流出し、アプリなどが不正に使われるリスクはある為、暗証番号に加えて指紋認証など別の要素での「2要素認証」に対応しているか、できる限り推測されにくいパスワードを使っているかなど、アプリを使う際には注意が欠かさなようにしましょう。セキュリティー機能は日々向上しているものの、利用者も対策を怠らないことが重要ですね。
いかがでしたか？
キャッシュレス決済になり便利になったかと思うと、危険も伴うものですね。かといって不便が続くと時間を失う。すべてメリットだけということはないので、どの選択をしても注意を払って上手く活用しましょう。家計簿をしっかりつけて、無駄を把握し節約に役立ててみてくださいね！
■おわりに
これからも生活の知恵や工夫、お役に立つ内容をご紹介していきます。
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