突然ですが、地震の対策はしていますか?自然災害だけは、いつ起きるか誰にもわかりません。ニュースで報道される天気予報とは違って、”もしも”に備えて自分で対策しなければならないのです。いつか起こり得る地震からご自身はもちろん、愛するご家族を守る為に今から対策を始めましょう。
【地震対策には何をすれば良いの?】
家具の転倒防止対策
過去に起きた大きな地震では、多くの方が家具の下敷きになって怪我をしました。地震が起こった場合には、家具は必ず倒れるものと考えて置き方を工夫することが重要です。
具体的な家具の転倒対策
- 家具を壁に固定する。
- 寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かない。
どうしても起きたい場合は、倒れた時に出口を塞がないように、家具の向きや配置を工夫しましょう。背の低い家具を選ぶことも大切です。 - 手の届くところに懐中電灯・スリッパ・ホイッスルを備えておく。
食料・飲料を備蓄する
ライフライン(電気・ガス・水道など)が止まった場合に備えて、普段から飲料水や長期保存可能な食料など備蓄しておきましょう。
どれくらい、どんなものを用意すれば良いの?
【家族全員が1週間分過ごせる量を用意しましょう。(大規模災害発生時の目安)】
- 飲料水 7日分(1人1日3リットルが目安)
- 非常食 7日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、缶詰、板チョコ、乾パンなど
- トイレットペーパー、ティッシュペーパー・マッチ、ろうそく・カセットコンロ、モバイルバッテリーなど
- 生活用水(日頃からポリタンクに水道水を入れたり、お風呂の水を張っておきましょう。)
非常用持ち出しバックを用意する
地震が起きた時には、基本的に避難所で生活をすることになります。すぐに避難所へ行けるように、あらかじめリュックに必要なものを詰めておきましょう。
どんなものを詰めればいいの?
【人数分のリュックにそれぞれ詰め込みましょう。】
一人のリュックに沢山詰め込むと、一人の負担が大きくなってしまいます。さらに、その重さを背負える人がいなかった場合のことも考えて詰めていかないといけません。
- 飲料水、食料品(缶詰、チョコレートなど)
- 貴重品(印鑑、預金通帳、現金、健康保険証など)
- 救急用品(包帯、消毒液、常備薬、ばんそうこうなど)
- 懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
- 衣類、下着、タオル、毛布
- ヘルメット、マスク、軍手
- 洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
ご家族と安否確認方法を決める
災害時は、電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれないことがあります。別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるよう、安否確認の方法や集合場所などを、事前に話し合っておきましょう。以下のサービスがオススメです。
【災害用伝言ダイヤル】
局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音できます。その伝言は、自分の電話番号を知っている方が再生できます。お子様のスマホにもしっかり電話番号を入力しておくと安心です。
【災害用伝言板】
携帯電話やPHSからインターネットサービスを使用して文字情報を登録します。自分の電話番号を知っている方が、情報を閲覧できます。
【いかがでしたか?】
地震が起きた時に備えた事前準備についてお伝えしました。大切な人を守る為に、まずは行動してみましょう。その行動がみんなを助ける命綱になるかもしれません。