今回は前回に引き続き家庭内の片付けルールについて。
まずは家族と、「なぜ片付けることが必要なのか?」を話し合い(前回ご参照)、
その上でこれから提案する大まかなルールを共有してください。
みんなの場所を大事にする
片付けルールは様々、家庭によっては異なる部分もありますが、基本ともいえるルールが2つあります。
⓵家の中を共有スペースと個人スペースに分ける
理由:作業する場所とモノを置く場所を区別するため。
部屋にモノがたくさんあると、物事が始められません。
モノを置く場所を別な場所にしておくことで作業場所を占領されず、
家族みんなの場所をいつでも使うことができます。また、家事スペースを確保するためにも場所の区別は必要です。
共有スペースとは家族みんなで使う場所。個人スペース以外、ほとんどが共有スペースになります。
《共有スペース》
・入浴、料理など目的がはっきりしてる場所⇒キッチン、ダイニング、リビング、浴室、洗面所など
・家族みんなが使う設備、家電、家具⇒冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電話、テーブル、ソファなど
このような場所にモノが置きっぱなしになっていると、使う人の迷惑妨げになります。
●個人スペースと担当者を決める
共有スペースにある不要なモノを片付けるためには、モノが帰る場所が必要です。
その場所が個人スペースになります。ここが曖昧なご家庭は早速、なるべく厳密にスペースを決めましょう。
これらは必ずしも部屋である必要はありません。家族一人ひとりのモノを置くスペースを確保することが大切です。
その際は家族でコミュニケーションをとりながら決めましょう。例えば、下駄箱やクローゼットのように、みんなで使うけれど
個人ごとにスペースが割り当てられているような場所はしっかりと話し合いましょう。
⓶自分のモノは自分で片付ける
理由:モノを探す・モノがなくなることを防ぐため。
⓵のように個人のスペースを明確にできれば、家族それぞれのモノをどこに運べばよいかわかりやすくなります。
そのおかげで探したりなくしたりを防ぐことができますし、もしなくなっても「自分の場所に必ずあるはず」と
探す場所の検討がつくのですぐ見つけることができます。
そう、モノが見つからない原因は、家の中が区別されていないからです。
特にリビングには家族が持ち込んだモノが集まりやすい場所です。
モノを行方不明にしないために、自分のモノは自分の場所に戻しましょう。
●小さい子供でも片付ける
子どもはあっという間に成長し大きくなります。
だからこそ親のそばにいる小さい時期から自分のモノを自分で片付ける機会を与え、習慣づけてあげましょう。
家の中がすぐに散らかるのは、あちらこちらに散らばってモノが散在しているからです。
片付けのコツはモノを分散させず人ごとに集めて置くことなので
お子さんが分かりやすいように、初めのうちはリビングの一角に個人のスペースコーナーを作ってあげると良いでしょう。
文字が読めないうちは、シールなど貼って工夫すると子どもも分かってくれます。
この習慣付けをする際は、以下のことに注意しましょう。
※感情的にならないこと
もし、それでも子どもの部屋が散らかっていたとしましょう。そんな時、感情的に怒ることだけは避けてください。
子どものやる気をそぐばかりか家の雰囲気も悪くなり、子どもからしたら注意されている内容よりも
怒られた記憶だけが残ってしまい逆効果です。
※親が片付けないこと
なかなか片付けようとしない子どもに我慢ができず、親が片付けてしまっては意味がありません。
子どもはやがて、自分の課題に気づいてくれます。
子どもが片付けに向かう「やる気の芽」を摘まないため、この2点を心がけましょう。
少し引いたところから「困ったときは一緒に片付けよう」のスタンスで子どもの成長を見守っていきましょう。
いかがでしたか?
まずは家族一人ひとりが自分のモノ、スペースに対して責任感を持つように話し合いましょう。
共有スペースから個人のモノが減るだけで、家の中は大分スッキリするはずです。
このルールを浸透化させれば、小さいころから自立を促すこともできます。
さて次回は、その日からできる片付けルールをご紹介していきます!
■おわにり
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参照:家族の片付けルール 江間みはる著書 より