前回はメインとなる食材を中心に冷凍方法をご紹介しました。
今回は野菜の冷凍方法です。そのまま冷蔵保存していると傷みやすい野菜も、肉や魚と同じように冷凍保存すれば、新鮮な状態のまま好きな時に使えてムダもありません。
■野菜は生のまま冷凍しておいしく使い切り
野菜を生で冷凍する際には洗ってよく水けをきり、使いやすい大きさに切って保存袋へ。冷凍すると火の通りも早いので加熱時間が短く済みますし、食感がしんなりしますが、炒め物や汁物、煮物など過熱する料理に使えば気になりません。冷凍で細胞が壊れるので味がよく染み込むのもポイント。すぐ使わないとき、使い残しそうなときにおすすめです。
・人参
保存：細切り、薄切りなど使いやすい形に切って保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま、炒め物や煮物に投入。サッと火を通して酢の物にも。
・玉ねぎ
保存：みじん切り、薄切り、くし形切りなど、使いやすい形に切って保存袋に入れる。
使い方：凍ったままハンバーグの肉だねに混ぜたり、ミートソースや炒め物に。くし形切りはカレーやシチューなどに。
・ピーマン
保存：細切りや縦半分に切って保存袋に入れる。
使い方：凍ったままの炒め物に。半分に切ったものは凍ったまま片栗粉をまぶし、肉だねをいれてトースターで焼けば簡単肉詰めに。
・キャベツ
保存：１枚ずつはがしてざく切りにし、保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま炒め物やスープ、焼きそばなどの具に。
・にら
保存：３～４ｃｍの長さに切って保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま炒め物に使うほか、ニラ玉、スープやみそ汁の具にも。
・小松菜
保存：３～４ｃｍの長さに切って保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま炒め物に。電子レンジで解凍し、水けを絞ってナムルやおかか和えなどの和え物に。玉ねぎと一緒に炒めてミキサーにかけ、牛乳でのばしてスープにも。
・長ネギ
保存：斜め薄切りや３～４ｃｍの長さに切って保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま親子丼やスープものに。３～４ｃｍ長さのものは煮物や炒め物に。
・かぼちゃ
保存：一口大より少し大きめに切って保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま肉やソーセージと炒めたり、煮物にしたり。また、電子レンジで加熱しつぶしてコロッケやサラダにしても。
・ごぼう
保存：皮をこそげ落としてささがき、薄切りなど好みの形に切る。酢水につけて水けをきり、保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま煮物、炒め物、炊き込みご飯、みそ汁の具などに。
・れんこん
保存：皮をむいて薄切りにし、酢水に入れて弱火でゆでる。ざるにあげてさまし、水けをきって保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま煮物、炒め物のほか、肉だねを挟んでれんこんバーグなどに。
・長いも
保存：皮をむいてすりおろし、酢を数滴混ぜる。保存袋に入れ、平らにして冷凍。
使い方：凍ったまま手で割れるので、適量をお好み焼きやとろろ汁に使う。
・トマト
保存：丸ごと、くし切りなどにして保存袋に入れる。
使い方：凍ったまますりおろし、トマトピューレ風にしたり、コンソメ煮やスープに。くし形切りは炒め物やパスタに。
・オクラ
保存：板ずりしてからサッと湯通しし、ざるにあける。冷ましてから保存袋に入れる。
使い方：自然解凍して好みの大きさに切り、和え物に。
・なす
保存：５ｍｍ厚さの斜め薄切りにしてオリーブ油で炒め、冷ましてから保存袋に入れる。
使い方：トマトと一緒に炒め煮にしたり、みそ炒めなどに。
・きゅうり
保存：小口切りにして保存袋に入れる。
使い方：自然解凍し、水けを絞ってサラダに使うほか、酢の物や冷や汁にも重宝する。
・しいたけ
保存：軸を取り、かさの裏の汚れを軽く拭いて、いっしょに保存袋に入れる。または薄切りや四つ切にしても。
使い方：凍ったまま煮物に。薄切りは炒め物やパスタなどに。
・バナナ
保存：皮をむいて輪切りに。ラップに並べて包み、保存袋に入れる。
使い方：凍ったまま牛乳とともにミキサーにかけてスムージーにする。そのままおやつとして食べる。
■いかがでしたか？
今回ご紹介した以外にも、冷凍可能な食材は山ほどあります。
例えば今回紹介した冷凍野菜をそれぞれミックスし数パックに分けて冷凍すれば、そのまま一品分の料理に使えます。ミックスする野菜は３種類くらい。和食、洋食、中華など、それぞれのメニューで出番の多い組み合わせにしておくと使い切るイメージがわくと共に、かなりの時間短縮につながります。
賢く買い物をして、冷凍をして、無駄なく食材を使い切ることで、食費の節約を今日から始めてみてはいかがでしょうか。
■おわりに
これからも生活の知恵や工夫をご紹介していきます。
契約ガス会社の見直し、プロパンガスについて疑問などございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
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