【バチっ!とならない】静電気対策その1

乾燥が続くこの季節。
ドアノブを握るとバチッ。服を脱いでもバチッ。
静電気はドキッとして痛くてやっかいですよね。

前回の風邪予防でも取り上げた乾燥対策。静電気を防ぐためにも必要な対策なのです!

というわけで今回は、前回の内容にもつながる静電気対策を2回に渡ってご紹介していきたいと思います!

■なぜ静電気は起こる?原因と防止法

①静電気とは電気が蓄えられている状態のこと
人間の身体はもちろん、どのような物体でもプラスとマイナスの電気を持っていると思ってください。
このバランスがとれている時は問題がないのですが
マイナスの電気はとても移動しやすく、マイナスの電気が増えたものは減らしたがしますし、マイナスが足りなくなってしまったものはマイナスが欲しい、という状態になります。
この状態が「帯電」、ここに蓄えられている電気が「静電気」です。
帯電している状態の物質同士がふれあうと、そこでマイナスの電気を移動させるために「バチッ」という現象が起きるのです。

②冬に静電気が起こりやすくなる理由
一般的に生活空間の気温が25℃以下、湿度が20%以下になると
静電気が起こりやすくなると言われています。
日本の場合秋から冬にかけて気温が下がると湿度も下がるので相関関係があるとも言えます。気温が下がれば汗をかかなくなり、皮膚は乾燥する為肌から自然放電が進みにくくなります。
更に寒くなると重ね着をするようになるので衣類同士の摩擦も当然増えます。そうなることで静電気の発生量も一気に増えるのです。
また、冬の関東地方は晴れの日が続き空気が非常に乾燥しているので
日本海側の地域より静電気が起こりやすいと言えるかもしれません。

③静電気の起こりやすい衣類と起きにくい衣類がある
静電気を起こす原因のひとつに、衣類の摩擦と組み合わせがあります。
衣類の摩擦は静電気の発生に大きく関係していて、
リブ編みされたような凸凹のあるセーターよりもサラサラした平織りのヒートテックのような衣類を選ぶと良いです。
また、静電気の起こりにくいと言われている綿の衣類でも毛羽たってしまうと
化繊やウールと同じくらいに静電気が発生します。
そして乾燥機をかけすぎてしまうことも、繊維から水分が奪われてしまい余計な摩擦が生まれ、空気中の自然放電も進みにくくなるので控えめにするのが良いでしょう。

次に組み合わせです。
衣類は大まかにプラスとマイナスに帯電するものに分かれます。
プラスの電気を帯びやすいもの
・麻
・木綿
・皮
・ウール
・ナイロン
・シルク
・レーヨン

マイナスの電気を帯びやすいもの
・ポリエステル
・アクリル
・アセテート
・塩化ビニール
となり、基本的にプラスとマイナスの衣類を組み合わせると静電気の量は増えます。
例えば
・アクリルのセーターの上にウールのコート
・ポリエステルのスカートにナイロンストッキング
などは静電気が発生しやすい組み合わせです。
・アクリルのセーターの上にポリエステルのダウンジャケット
・ウールのスカートにナイロンストッキング
などの組み合わせは静電気を溜めにくいでしょう。
ようするに静電気の強さは電位差の大きさのこと。
プラスならプラス、マイナスならマイナスで衣類を統一したほうが静電気を気にせず過ごせるようです。
そのことを意識してコーディネートをしてみるのも対策になりますね。
また、木綿(コットン)衣類は静電気が発生しても表面を移動するので
逃げられる場所があればそちらへほとんど逃げてくれて発生を防げます。
組み合わせに迷ったときはひとまず木綿素材を着用してみてください。
④ 静電気の起こりやすい体質がある
人間の身体は本来弱アルカリ性です。しかし
・栄養状態がよくないとき
・寝不足や体が疲れているとき
・ストレスがたまっているとき
・病気をしているとき
・病み上がりの体力低下時

などの時には酸性に傾き、イオンバランスが崩れることにより
プラスの電気を帯びた状態になり、静電気を起こしやすくなります。
ドアに触ると毎回のように青白い大きな火花が散る人がいますよね?
それはこのイオンバランスが崩れた状態=不健康な症状になっている為、
ドアノブなど外界からマイナス電子を引き寄せてしまうのです。
これは極度の静電気体質といえます。
心も身体も健康を維持することで静電気を防ぐ対策になりますね。
また、乾燥肌も静電気がたまりやすくなります。
肌が乾燥していると皮膚の表面から放電しづらくなり、バチッが多くなるのです。
前回ご紹介した乾燥の対策もしっかり行ってください。
■まとめ
・静電気にはプラスとマイナスの関係が重要である
・湿度を保つことが大事
・水分補給をこまめにとる
・衣類の組み合わせを考える
・健康を維持する
今回は静電気の性質や特徴に注目した対策をご紹介しました。
まずはできることから始めてみましょう!
次回は静電気予防する為のグッズなどをご紹介します。そちらもお楽しみに!

■おわりに
契約ガス会社の見直し、プロパンガスについて疑問などございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
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