【気になってみた】給湯器の待機電力

皆さんも経験ありませんか?今日もお疲れ様~と帰宅し、玄関のドアを開けると・・・

消したはずの電気がつけっぱなしだった!ということ。
通勤時間往復2時間、勤務時間8時間だとして私は、約10時間も電気をつけっぱなしにしていた!!

そんな日は、節約家としてのショックは大きいのです。
しかし、つけたり消したり、目に見えてわかるものだけが電気のオンオフではありません。
そう、ご存じだとは思いますが、「待機電力」というものがあるんですよね。例えば冷蔵庫、電子レンジ、テレビ。これらはスイッチを消したとしても、コンセントは入れたままにしている人、多くありませんか?
中でも冷蔵庫、そして最近でいうとウォーターサーバーなどは、コンセントまでを抜く機会というのはかなり少ないと思います。それはなぜか?常に稼働しているものだからです。スマートフォンは常にコンセントで繋げているわけではないですが、充電満了にして、そのまま全く使わなかったとしても電池は減っていきます。これも待機電力のひとつであり、着実に電力が消費されていることが伺えます。
では、待機電力ってどれだけ家計のお財布に影響するのでしょうか?知ってしまったら、節約家としてどう対処するべきか!
今回は給湯器の待機電力に着目をして、検証していきたいと思います!

ガス給湯器の電気代はどのくらい?

ガス給湯器の電源のオンオフは操作パネルで行います。電源が入った状態でも、水が流れていないと点火することはありません。稼働中でも、水の流れが止まると、自動的にガスも止まります。このため、ガス給湯器をつけっぱなしにしてもガス代はかかりません。
電源をつけっぱなしにして発生するのは電気代です。一見、点火しないなら電気代もかからないと思いますよね。
しかしこれが、冒頭でも言った待機電力なのです。電源に繋がっているだけで電気を消費していきます。ただし、操作パネルの電源をオンにするかオフにするかで待機時消費電力は少し変わってきます。

ガス給湯器の待機電力

それではガス給湯器が待機電力はどれくらいあるのでしょう?

◆給湯器の待機時消費電力はオンモードで約8Wと言われているので
電源をつけっぱなし(オンモード)にしたときの待機電力
(※電気代は26円/1kWhとします)は、

8÷1000×24時間×365日×26円=1822円
1年間ずっと給湯器の電源を入れていると1822円かかります。

ところがすでに説明しましたように、電源をオフにしても待機電力が発生する為、大事なのはそのときとの比較です。
果たして給湯器の電源を都度消すと電気代は安くなるのでしょうか?

◆給湯器の待機時消費電力はオフモードにすると約6Wと言われているので
(オンモードとくらべて2Wしか違いがありません。)
電源を都度消した(オフモード)にしたときの電気代は

6÷1000×24時間×365日×26円=1366円
ガス給湯器の電源を都度消ししたときの電気代は1366円です。
電源をつけっぱなしにするよりは、電気代はかかりません。 それでも年間の差額は456円程度です。
これを大きいと考えるか、たいした額ではないと考えるかは人によって変わるかもしれませんが、多少の差ですね。

◆注意点
かといって、オフモードの待機電力を防ぐ為にコンセントを抜くことは避けましょう。 特に冬場は凍結防止のための機能が効かなくなって、給湯器内部に水が残っていると凍結して、管を破壊する可能性があります。 オフモード時の待機電力は、必要なものだと考えてコンセントは絶対に抜かないようにしましょう。

給湯器の電源の「つけっぱなし」と「都度消し」どちらがお得なのか?

ガス給湯器の電源をつけっぱなしにしても都度消しにしても、電気代は年間456円程度しか変わりません。 実際には給湯器が稼働している時間もありますし、最新のガス給湯器は待機時消費電力がとても小さいため、その差額もさらに小さくなっています。

それでは、「つけっぱなしでもいいのでは?」そう思うかもしれませんが、意外と見落としがちなポイントがあります。
それが「電源をオンにしていると、常にお湯を出すことになる」ということです。

知らないうちに使ってしまうガスに注意!

例えば歯磨きをするときや、トイレを出て手を洗うとき。 ガス給湯器の電源が入っていると、水が流れますので、ガス給湯器は着火しようとします。 それが短い時間であっても、着火しますのでその間のガス料金が発生します。 ガス給湯器内の部品にも電気が流れますので、電気代が発生します

微々たるものだと思うかもしれませんが、家族が4人いて、毎日何回蛇口をひねるとしたら。それを繰り返して、1年間の待機時消費電力分よりも光熱費が掛かっているケースもあるのです。

結論

このように、お得なのは「都度消し」という結論に至りました!
ただし、お得かどうかだけで判断すると、「たった数百円」というような価値観の問題になりますね。
少しでも無駄な電気は使わない。そういう節電の意識が重要なのであって、金額の問題ではないという考え方もありでしょう。

電源の消し忘れそのものは、それほど目くじらを立てるほどのことではありませんが、給湯器の電源を消さないということは、家のあちこちで電気のつけっぱなしをしている可能性があります。節電の意識を持つためにも、やはり都度消しの習慣を身につけることをおすすめします。

いかがでしたか?

給湯器の電源はつけっぱなしにしても、単純な電気代は1年間で数百円しか増えません。なので、後悔するほどではないのですが
たった数百円なのか、されど数百円なのかはそれぞれ考え方が違うかとは思います。
何はともあれ、限りある資源で作られている電気ですので、大切に使いたいですよね。
給湯器の電源を都度消ししてもデメリットにはならないので、節約家たるもの出来る限り忘れずに、給湯器を使い終わったら電源を消すようにしましょう。


■おわりに
これからも生活の知恵や工夫、お役に立つ内容をご紹介していきます。
更に契約ガス会社の見直し、プロパンガスについて疑問などございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
<神奈川県のプロパンガスについてはこちらまで>
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