毎月予算を決めていても、ついついお金がかかってしまう食費。
家族がいるなら外食より手作りの方が断然節約できますが、毎回買い出しに行ってやみくもに買ってしまうのはNG。だからといって、買い溜めをしてストックしていても食品が傷んで捨てる始末に…なんてこともよくありますよね。
そこで役立つのが冷凍保存です。計画的に買い物をして、更に無駄なく使い切る。
それだけでぐんと食費を抑えることができるのです。
今回はそんな冷凍保存のアイディアを２回に渡り、食材ごとにご紹介していきます！
■まとめ買いした肉は使いやすい量に分けて冷凍
肉は大パックで売られているものを買うのがお得です。しかしパックのまま冷凍すると一気に解凍して使い切らなくてはならず、多く作りがち。小分けにしておけば、必要なときに必要な分だけ使えてムダがありません。分量の目安は、使いやすい単位の１００ｇ。３００ｇの肉ならトレーの中でだいたい３等分すればOK。ポリ袋で手ばかりすれば手も汚れず小分けはあっという間。種別にまとめると便利です。
■すぐ調理できる肉の下味冷凍もおすすめ
肉や魚の使い切りに役立つのが、調味料を揉み込むだけの下味冷凍。凍ったままフライパンに入れ、蓋をして焼くだけなので、余分な調味料を使わず調理も簡単！余っている野菜を一緒に加えてもOK。冷凍野菜を使う場合は火の通りも早いため肉を焼いた後に加えてください。
・豚肉のしょうが漬け
豚小間切れ肉１５０ｇ、めんつゆ（３倍濃縮）大匙２、おろししょうが大匙１/２を入れて揉み込む
・鶏肉のマヨ漬け
鶏むね肉１枚は一口大のそぎ切りにし、マヨネーズ、おろししょうが、おろしにんにく各小さじ１、塩・胡椒各少々で揉み込む
・豚肉のカレー漬け
豚小間切れ肉１５０ｇ、めんつゆ（３倍濃縮）大匙２、みりん大匙１、カレー粉小さじ１を揉み込みます。好みでトマトケチャップを足しても。
■安く買った魚介類も使いやすく冷凍しておく
魚介類は肉に比べて鮮度が落ちるのが早いです。すぐ食べる分以外は、早めに冷凍した方が長く鮮度が保てます。水けと乾燥が大敵なので、トレーから外し、ラップやホイルに包んでから冷凍室へ。おすすめはあさり。砂抜きして冷凍すればうまみ出し商材としていつでも使えます。
・さば
切り身を１切れずつラップで包み、保存袋へ入れて冷凍。
・鮭
切り身を１切ずつラップで包み保存袋へ。焼いてほぐし、フレークにして冷凍することも。
・ちりめんじゃこ
そのまま保存袋に入れて冷凍。
・あさり
砂ぬきして、水けをきって冷凍。
・干物
酸化しないようにアルミホイルで包んでから保存袋に入れる。
■うまみ食材は刻んで冷凍しておけばすぐ使える
ベーコンやちくわ、油揚げなど脂分のあるものは入れるだけで料理にコクを加えてくれるお役立ち食材。ちょっと面倒でも切って冷凍しておけば、必要なときにすぐ鍋に入れられてとても便利です。
・ベーコン
短冊切りなど使いやすい大きさに切って冷凍。
・油揚げ
同じく短冊切りなど使いやすい大きさに切って。みそ汁やお浸しにすぐ使える。
・ちくわ
すぐ使えるように斜め薄切りにして冷凍。かまぼこ、カニ風味かまぼこも同様に冷凍できます。
・ソーセージ
斜め半分など使いやすい大きさに切って冷凍。封を切る前ならパッケージのまま冷凍もOK。
■冷凍NG食材も使い方次第で冷凍可能
・豆腐
豆腐はパックごと冷凍するとカチカチになりますが、解凍すると水分が抜けて高野豆腐のように変化。炒め物に使いやすくなります。解凍方法は、パックごと水の中に入れ、少し溶けたらパックから出してお湯をかけて解凍します。
・こんにゃく
ちぎって塩もみして冷凍する「氷こんにゃく」は歯ごたえがあり食べるとまるでモツやスジ肉！解凍方法は自然解凍します。水分が抜ける分、調味料が良く染み込むのでいつもより薄めの味付けで炒め物などに利用します。
■油分の多いカレーの冷凍保存
毎回必ず余るカレーは通常のタッパーで保存をすると臭いや色移りをしてしまいますよね。そんなカレーはヨーグルト容器に小分けにして冷凍保存をするのがおすすめです。解凍方法は逆さにして鍋に入れておくのみ。自然解凍でするっと取り出せます。その後火を通せばすぐに召し上がれます。カレーの他ミートソースにもおすすめです。
■いかがでしたか？
今回はメインになる食材を中心とした冷凍方法をご紹介しました。
冷凍をうまく使いこなせれば日々の時短にもつながります。
次回は野菜の冷凍方法についてです。ぜひ活用してみてください。
■おわりに
これからも生活の知恵や工夫をご紹介していきます。
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